【保存版】独学でできる吹奏楽部のコントラバス初心者のための練習法

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吹奏楽部でコントラバスを演奏している(し始めた)初心者の方や指導者がいなくて練習法がわからない方に向けて、レッスンで学んだ練習法を全てレポートにまとめました

楽器の名称・オススメ教則本

まずは楽器の名称や僕がオススメする教則本を紹介していきます。

何をやるにしても、名称がわからないと混乱してしまう事が増えてしまうので、しっかりと覚えてくださいね

コントラバス本体の名前

コントラバスの名前

上から

  1. ヘッド
  2. うず巻
  3. ペグ
  4. マシン
  5. ネック
  6. 指板
  7. テールピース
  8. ボディ
  9. 表板
  10. 側板
  11. 裏板(表板の裏の板です)
  12. f字孔
  13. 魂柱
    (コマの高音側の付け根に表板と裏板に垂直になるように立っています。)
  14. バスバー
    (コマの低音側の付け根の部分に表板の補強として接着してあります。)
  15. 緒どめ
  16. エンドピン

弓の名前

コントラバスの弓の名前

  1. 締めネジ
  2. 握り枠(フロッグ)
  3. 弓先

以上で楽器は終わりです。

次に指の呼び方にいきましょう。

指の番号(呼び方)

指には番号が割り振られています。

押さえる指を楽譜に書き込む時などに使うようにしてください。

今回の講座の中でも使っていくので、しっかりと覚えてくださいね。

指の番号(呼び方)

  • 人差し指 1
  • 中指 2
  • 薬指 3
  • 小指 4
  • 親指 0

以上です。

ざーっと言ってしまったので、すぐに覚えられないものもあると思います。ですが、非常に重要なことなのでしっかりと覚えてくださいね。

名称を覚えるオススメの方法

たくさんの名称を一度に覚えるのは大変ですよね。覚えたと思ってもすぐに忘れてしまったり。

そんな時にオススメの方法が、
「自分で楽器のイラストを描いて、それぞれの箇所の名称を書き込む」
という方法です。

これだけで簡単に覚得ることができて、楽器に対する愛着も湧くので一度やって見てください。

最初に描いたコントラバスの絵と、少し楽器に慣れてきてから書いたが絵を比べて見たりしても面白いかもしれないですね。

オススメの教則本

ダブルベース[HIYAMAノート]シマンドル習得のために
をお勧めします。




これは、シマンドルと言う、基礎教則本をマスターするための教則本です。

構え方やボウイング練習など、とても細かく記されているのでオススメです。

僕自身も使っていますが、全ページボロボロになるまで使い込んで本当にお世話になった教則本です。

ベーシックなポジションの全てをマスターでき、全ページをコンビニなどでコピーするよりも買った方が安い教則本です。
コントラバスを始めたばかりの方、基礎を見直したい方にはぜひ持っておいていただきたいです。

最近は書店でもよく見かけますし、Amazonや楽天でも取り扱っているので、1冊手に入れておいてください。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ダブルベース「Hiyamaノート」 シマンドル習得のために [ 桧山薫 ]
価格:2160円(税込、送料無料) (2018/8/30時点)

  • 楽器の名前を覚えるために絵を描き、名称を書き込む
  • 教則本を手に入れる(HIYAMAノートをおすすめします)

楽器の構え方

楽器の名前と教則本も手に入ったので、早速「音を出して練習をしたい!」ところですが、音を出す前にすることがあります。

これを適当にしてしまうと、どうしても成長が止まってしまうので、しっかりと覚えてください。

それは、楽器の構え方です。

さらにその前の段階で、楽器の高さを合わせることが大切です。

僕自身、最初は楽器の高さが身長にあっていませんでした。
(僕は身長が180以上あるので、どうしても楽器が小さくなってしまっていました)

そのため根本的に構え方がめちゃくちゃでした。

この原因は学校楽器の エンドピンの長さにありました。

エンドピンが短かったために、僕の身長とは明らかにあわない高さの楽器で演奏していたのです。

そうすると、どうしても演奏姿勢は悪くなってしまいます。

この時は毎日腰痛に悩まされ、弓の高さもすぐにずれてしまう。

さらに、楽器の高さがおかしいことが原因で音程までもが不安定になってしまっていたのです。

今でも、エンドピンの長さを間違えたり他の人の楽器を使う事になった時には、高さが合わないとしばらくは音程が不安定になります。

この、楽器の高さというのは単純な事ではあるのですが、非常に重要な事です。

それに、演奏の安定感だけではなくて、この高さを気をつけるだけで腰痛からも解放されるのです。

そのためにも楽器の高さは、第一フレットの高さ
(ハーフポジションの人差し指の場所)
に目線がくるようにしてください。

「そうはいっても、うちの楽器はエンドピンが短くて調整が出来ないよ!」

なんて声もあると思います。

そんな時はエンドピンを交換しましょう。

僕も学校の楽器を修理に出して、緒どめから交換してもらいました。

ただ、緒どめを交換しなくてもいい場合もあります。

それは今のエンドピンの太さが10mmの場合です。

この場合にはエンドピンだけを購入して今あるエンドピンと交換しましょう。

ただ、それ以外の太さの場合、緒どめから丸々交換する必要があります。

そんなときは今の楽器のメーカーを確認してから、近くの弦楽器屋さんをgoogleで検索して電話で問い合わせをしてください。

メーカーの確認はf字孔から楽器の中をのぞくとシールが貼ってあるのでそのシールで確認してください。

そして、楽器屋さんに
「コントラバスのエンドピンの長さが足りません。長い物に交換できますか?今の楽器のメーカーは○○です。」
と伝えてください

そうすれば楽器屋さんは大体わかってくれます。

そして、

  • いくらかかるか
  • 何日ぐらいかかるか

も確認しましょう。

そして、その内容を学校の先生に伝えて、学校の予算で楽器のエンドピンを交換をしてもらえないかお願いをしてみてください。

学校楽器のエンドピン交換であれば、そんなに難しくないはずです。

とはいえ、実際にエンドピンが長くなればあなたの演奏が安定するかどうか。

という事について、先生はわからないかもしれません。

それは仕方のない事です。

先生は弦楽器に関して、恐ろしいほどに無知なのですから。

というのは

  • 音楽の専門学校のリペア科(修理専門)卒業者や
  • 同じ部活にいたコンクール全国金賞経験者
  • 現役音大生のクラリネット専攻者や打楽器専攻者
  • プロのトランペット奏者

と話して確信しました。

いくら、音大に通っても専門学校を卒業しても、全国金賞をとっても、プロになったとしても、弦楽器を演奏した事がない人にとって弦楽器というのは何一つわからないと言う事です。

つまり、あなたに指示を出している先生は本当に何も知らないのです。

コントラバスについて教えてあげるためにも、まずは楽器の高さを上げる事であなたの演奏がどれだけ安定するかを見せてあげましょう。

「そうはいっても今のエンドピンを何もせずに長くすることはできません!」

その通りです。

そこで、一つやってほしいことがあります。

エンドピンの長さ自体はかえられないので、底上げをしてしまいましょう。

漫画雑誌などの分厚い本をエンドピンの下において、高さを上げてください。

「週刊少年系」のしっかりしたやつがおすすめです。

最初は突然、楽器が高くなった事で、不安定に感じる事があるかも知れません。

ですが、すぐに演奏が安定するようになりますし、腰痛は実践したその日から和らぎ始めるでしょう

これは楽器の高さを上げるだけで、前屈みだったあなたの構え方が、背筋をのばして演奏できるようになるからです。

そして、腰痛がなくなれば、あなたの構えは演奏中にぶれる事がなくなります。

痛みが出ないのであれば、構え方を調整する必要がなくなりますからね。

なので、楽器の高さは目線の高さに第一フレットがくる高さに調整することを忘れないでください。

それでは高さを合わせられたところで、コントラバスを構えていきましょう。

構える時の形は恋人を抱きとめるような形です。

この恋人というのはあくまでも、イメージの問題なので、あまり深く考えないでください。 人と人が寄り添うような形になると覚えてください。

この形をしっかりととる事で、楽器自体が非常に安定します。

楽器の響きや、見た目のかっこよさも格段に向上します。

この見た目というのは本当に大切です。

弦楽器を演奏した事がない人には何一つわからないと言う事がありましたよね。

わからない周りの人間が見るのは

  • 見た目がかっこいいか
  • 音が聞こえるかどうか

ぐらいになってしまうのです。

それでだけでしか、判断をする事が出来ないのです。

少し乱暴に言ってしまうと、構え方と音量さえ手に入れてしまえば、あなたはすばらしいコントラバス奏者になれるということも言えてしまいます。

そのための構え方について順番に解説して行きますね

まず、足を肩幅程度に開いて、しっかりと立ちましょう。

そしてまっすぐたてた楽器を少しだけ傾けてあなたにもたれかかるようにしてください。

そのもたれかかってくる楽器の裏板と側板との角を腰の左1/4のところにくっつけてください。

このとき、右ひざは裏板に触りかけるくらい、左足のつま先が少しだけ楽器の前に出るくらいに足をおいてください。

最初かなり窮屈だと思います。

ですが、恋人をそっと抱きとめてあげるときに、窮屈だからと腰が引けたり、突き放したりしないですよね。コントラバスも同じように窮屈でもしっかりと体を寄せるようにしてください

これであなたの構え方は完成です。
気をつけるのは4つだけ。

  • 楽器の高さ
  • 楽器と触れるのは腰の一点だけ
  • 足の置き場所
  • 楽器とは離れすぎない事

この4つです。

これを気をつけてもらうだけで、かなり格好がつきます。鏡で見ながら一つ一つ確認してください。

HIYAMAノートにも写真が載っていますので、しっかりと確認しながら構え方を固めてくださいね

弓の構え方

楽器を構えたら、次は音を出していきましょう!
と、言いたいところですが、

もう一つだけ、待ってください。

「まだ、なんですか!?」
「次は何なんですか!?」

なんて声が聞こえてきそうですが、これが最後です。

これを見直すだけで、あなたの演奏効率は今の150%以上になります。

なので、しっかりと読んで、実践していってください。

今回は右手の弓の持ち方についてです。弓は弦にあなたの腕の重みを伝える唯一の道具です。

この弓の持ち方一つで、 力の加わり方が大きく変わります。しっかりと形を作って演奏していきましょう。

しかし、少々厄介な点があります。教える人によってかなり形が違うということです。

例えば、プロ野球選手の打つ時の構え方やピッチャーの投げ方はみんな違いますよね。

それと同じで、一人一人違う物になっています。

なので、人によっては、根本から違う事を言う人もいるかもしれません。

大事なのは、徹底して行う事なので、これと決めた形をしっかりとマスターするまで練習するようにしてくださいね

では具体的に解説していきますね。

順番に確認していってください。

一番重要なのは親指の使い方

親指の使い方

弓の上の部分を押さえて、弦に重さをのせる一番重要な指です。

弓の上を親指の人差し指の側面全部で押さえるように置いてください。

人差し指の根元と親指の側面で弓を挟んであげる形です。軽く関節はまげてあげた方がいいですね。

正直、この親指だけで十分に弓を支えられます。ほかの4本の指はこの親指を補助する役割だと思ってください。

そうは言っても、親指だけでは少しぐらついてしまいますし、すぐに指がばててしまいます。

そこで、次は小指で支えてあげましょう。

小指は弓をしたから支えるだけ

小指は握り枠の下を支えてあげるように添えてください。小指に力を入れる必要はありません

小指は弓をしたから支えるだけ

ただ添えるだけです。 そのために、小指の腹で支えるのではなく、薬指側の側面で支えてあげてください。

そうすると関節が曲がれない方向に圧力がかかるので、力を入れる必要がなくなります。

これで、とりあえず持つ事は出来る様になりました。

ですが、これだけで演奏しようとすると、まだグラグラしてしまいますよね。

そこで、人差し指で支えてあげてください。

人差し指・中指・薬指も力を入れずに支えるだけ

人差し指も力はいらないです。 関節を結構曲げて、指先の少し中指側で握り枠と竿の境目あたりを支えてあげてください。

これで、弓の持ち方はほぼ、完成です。あとは、中指と薬指ですが、人差し指と大体同じような形にして、人差し指に寄り添うようにしてもらえればOKです。

このとき丸めたティッシュを人差し指・中指・薬指の三本指で握るようにしてください。

丸めたティッシュを人差し指・中指・薬指の三本指で握る

写真に写っている白いものはこの形を作るためのティッシュです。しばらくはこのティッシュを入れたまま練習しましょう。

指がのびてしまわないように気をつけてくださいね。

この3本指は自転車のタイヤみたいな物だと思ってください。

タイヤのゴムの部分をなくしてホイールの部分だけで走ると走ると地面のデコボコの振動が全部がお尻に伝わって、乗り心地がすごく悪くなってしまいますよね。

しっかりと空気が入ったタイヤで走れば、ショックを吸収してくれるので、お尻にはそんなに刺激がこない様になりますよね。

のびてしまった3本指はホイールだけのタイヤのように弦から受けた刺激を親指に直接伝えてしまって、右手がばててしまう原因になってしまいます。

そうなってしまうと、演奏できなくなってしまうのでこの3本指で優しく支えてあげるようにしてあげてください。

これで弓の持ち方は完成です。

気をつけるのは4つだけ

  • 親指が竿を押さえる場所
  • 小指で弓を下から支える
  • 人差し指で弓を横から支える
  • 人差し指・中指・薬指は丸めたティッシュを握る

この4つです。

これで、あなたの腕の重さを楽器に伝える準備が完了しました。
これは目で見えるので、しっかりと確認してくださいね。

右腕の重さを利用して演奏する

ここまでおつかれさまでした。

音を出したい欲求に耐えてひとつひとつ確認しながら読み進めてもらえたことに感謝します。

音を出していきたいと思うのですが、構えができているので今のまま何も考えずに音を出しても、今まで以上の音は出るようになっていると思います。

ですが、さらに綺麗な音でしっかりと音を出すために気をつけていただきたいポイントを解説していきます。

必ず弦の真ん中をひく:弓を水平に保つ

まず、最初に気をつける点は 弓を当てる場所です。

基本的に駒と指板の間の真ん中を弾くようにしてください。

駒と指板の間の真ん中を弾く

これは一番音量が出て、力のあるきれいな音が出る場所です。

試しに駒の近くや指板の近くで弾いてみてください。 駒の近くは音が汚くて、指板の近くは音の芯がなくなった淡い音が出たと思います。

この、真ん中を弾くというのは結構ずれやすいので、しっかりと意識をしてください。

一番細い線を引く時が一番ずれやすいです。この時に一つ気をつけるだけでずれにくくなります

それは、必ず弓を水平に保つという事です。

水平に保って、まっすぐに弓を引くようにすると、基本的にあなたの弓の位置がずれません。

必ず弓を水平にする意識。これを大切に持ってください

弓先が下がってしまうことは非常に多くあります。特に多いのは弓の真ん中より先で演奏する時です。このときに弓先が下がってしまう事が多いです。

僕も気を抜くとすぐに弓先が下がってしまいました。

でも、この「弓先が下がる」という考え方が間違っていたのです。

どういう事かというと
「弓先が下がっている」のではなく、
「右手が上がっている」が正確な状態でした。

つまり、弓先に意識を持って弓を水平にしようとしたところで矯正するのはすごく難しいということです。

逆に、右手を少し下げるような意識で引くという意識を持つだけでいいということなんです。

結果として弓を水平に保つ事は同じなのですが、この意識を右手に向けるだけで本当に楽に弓が水平に保てます。

右手を下に引く意識これだけは忘れないようにしましょう。

右腕の重さを利用して演奏する

では、構えることができましたし、実際に弓を動かして音を出していきましょう。

「エイヤ!」と力を入れて、弦に弓を押さえつけて演奏は良くないですよ。

そんな演奏方法とは今日でお別れしましょう。すぐに腕がばててしまいますし、力で演奏する楽器なのであればコントラバス奏者は全員ムキムキです。

しかし、多少筋肉は付いているかと思いますがムキムキな人を見たことありますか?

ありませんよね。

つまり、力で音を出すわけではない。ということです。

じゃぁ何を使うのか。

それは腕の重さです。

普段は腕の重さを感じることがないので、ちょっと腕の重さを感じてみましょう。腕を真横に上げて、一気に脱力してください。

そうすると、太ももにバシッと手がぶつかりますよね。 これ結構痛いです。さらに、これを3度4度とやってもらうと、太ももが赤くなっています。

無駄かと思うかもしれないですが、一度体感してください。頭で知っているだけと、身体で感じて感覚として知っていることは同じように聞こえて、全然違うものですからね。

これだけの威力を出すことができる、腕の重みを使わない手はないですよね。
では、その重みの使い方ですが、半分は手の形です。

これは前の章でお伝えした、

  • 親指が竿を押さえる場所
  • 小指で弓を下から支える
  • 人差し指で弓を横から支える
  • 人差し指・中指・薬指は丸めたティッシュを握る

の4つに気をつけてくださいね。

では、もう半分ですが、これは腕の形と力を抜くことです。

まず、腕の形は右手の小指と同じ感覚です。関節が曲がらない方向に重さを乗せてください。

具体的には肘を横に向ける。ということです。力で弓を押さえようとすると、肘を後ろに向けて引っ張る形になっているとおもいます。これだと肘から圧力が抜けてしまうのです。

これは勿体無いですよね。折角太ももを赤くしてまで、覚えた腕の重さが肘からどんどん抜けてしまっているのです。

必ず、肘を横に出して、重さが抜けないようにして下さいね。

次に腕の力の抜き方です。

突然ですが、他人をおんぶしたことありますか?

なかったら一回おんぶしてみてください。

その時に同じ人でも起きている時と寝ている時の重さって全然違いますよね。

これは、起きている場合、乗っている人が自然と負担がかからないように、力を入れてくれているからです。

今のあなたの右腕は、この起きている人の状態になってしまっています。重さをかけないようにではなく、肘を横に出すためだったり弓を持つことに意識が行き過ぎたり。考えることが多いために力が入ってしまうのです。

そうすると、全部の重さが弓に乗ってくれません。なのでしっかりと腕の力を抜くこと。これを意識してください。

そして、腕の重さを信じてあげてください。ただ、重さを使うことに意識を向けすぎて、弓に重さを伝えることができていないと言うことにならないように気をつけてください。

しっかりと重さをのせた弓は 弓先を軽くはじいても弦から離れないほどに圧力を持っています。

腕の重さを増やすイメージで圧力をかけていき、しっかりと楽器に右腕の重さをのせていきましょう。

これだけで、あなたのコントラバスは今までとは段違いで響くようになります。

この章で気をつけて欲しいところは、

  • 弓を水平に保つ。意識は右手
  • 右肘の向き
  • 腕の力を抜いて、重さを利用する

この3つです。

弓を切り返す時の親指の使い方

ここまでのことをしっかりと実践していただくだけで十分存在感を出すことのできる音量を手に入れられたはずです。

ですが、曲を演奏する上で、必ず出てくる右手の作業があります。それは今は作業として認識していないレベルのものでしょう。

弓を切り返すという事です。

「なんだそんなことか」

そう思いますよね。当たり前すぎて気がつかなかったと思います。

でも、必ず行う必要がある作業です。一音弾いて休符、また一音弾いて休符。 そんな、都合のいい楽譜は誰も書いてくれないですからね。

この切り返しの時の音のつなぎが上手くできるようにならないとあなたの演奏は音が並んでいるだけになります。

そうならずにあなたの演奏する1音1音をしっかりとつなげて曲にするためのテクニック。お伝えしていきます。

肝になるのは親指です。今回も親指です。親指の使い方はとても簡単です。

ダウンボウの時は音の最後のタイミングで親指を握り込むように曲げる。

音の最後のタイミングで親指を握り込む

アップボウの時は音の最後のタイミングで握り込んだ親指をのばす。

音の最後のタイミングで握り込んだ親指をのばす

これだけです。

具体的な練習方法ですが、テンポはbpm=604拍のロングトーンを弾いてください。

そのとき、弓の動くスピードは一定に保って、必ず弓の根元から弓先まですべてを使って音を出してください。

1拍で弓の1/4ずつの移動。これは必ず守ってください。この移動速度はどんな時でも動くスピードの基本となります。

毎日練習していると自然とこの動くスピードの感覚は覚えてしまいます。

このスピードでロングトーンを弾いて最後の1拍、このタイミングで親指を動かすようにしてください。

この時にも、
「弓の動くスピードは一定」
を守ってくださいね。

つまりは、最後の1拍の「弓を切り返す前の拍」は腕の動くスピードが遅くなるということです。

例えば、まっすぐ前に走っている時に、全くスピードを落とさないで急に回れ右をすると身体のいろんなところに無理が生じると思います。

そうではなくて、回れ右をする前に少しスピードを緩めるとすんなりと回れ右ができますよね。これと同じなのです。

あなたの右腕もいきなり切り替えしてしまうと、変な力が入って動きがぶれて、変な音が出てしまうのです。

逆に親指をつかって腕の動きを減らしてあげると、スムーズに切り返しが行えるようになります。

この章で気をつけて欲しいところは

  • 弓の動くスピードは一定
  • 切り返しの前に親指を使う
  • 親指を使う時は腕のスピードを落とす


この3点です。

これだけであなたの楽器から出る音はすべて滑らかにつながりを持ち、「音」から「音楽」へと進化します。

しっかりと意識してくださいね。

スムーズな移弦のための弓の運び方

あなたの楽器からの音が音が音楽に進化しました。
でも、実は後一つだけ課題がありました。

「何だよ!またかよ!!」

そう思うかもしれません。ですがこれで本当に最後です。

最後に手に入れてもらいたいテクニック。

それは、移弦(弦を移動すること)です。

「なんだ、そんなことか。」

そう思ってしまう気持ちよく分かります。意識しなくとも、移弦はできてしまいますからね。ですが、この移弦は演奏する中で一番と言っていいほど 重要なテクニックです。

それは曲を演奏する上で、同じ弦だけで演奏し続けるという事は正直無理だからです。

もしもあなたが、「そんな心配はありません!俺はE線だけで全曲演奏し続けます!」という強者・天才であるならば、もうこの章は気にしないでください。

しかし、私たちのような普通のベーシストには、このような離れ技は正直きついです。

そして、この移弦がスムーズにできるようになるだけであなたの演奏姿は非常にスマートになります。

これは何度目の登場か分からなくなってきましたが、弦楽器を演奏した事がない人には何一つわからない。これにつきます。

周りの人の受ける印象は見た目がほとんどです。見た目だけの人にはなってほしくないので、そこは気をつけてほしいのですが、それでも、見た目は大切です。

これは、異性を見るときと一緒です。

こんなことを言うと、
「見た目だけで見るなんてサイテー」
なんて言われるかもしれません。

ですが、ちょっと想像してみてください。

①外見がタイプど真ん中で性格もいい人
②外見は悪いが性格はいい人
③外見がタイプど真ん中だが性格が悪い人
④外見は悪いし性格も悪い人

だったら、間違いなく①ですよね?

点数をつければ
①100点
②50点
③50点
④0点

こんなものでしょう。

女性が点数をつけると
①100点
②60点
③40点
④0点
とかになるかもしれないんですね。

人によっては
①100点
②10点
③70点
④-50点
なんて人もいるでしょう。

あなたの演奏がすばらしいものであっても、見た目が悪ければ②になってしまうのです。もったいないですよね。

中身がいいのに50点・・・

ちょっと構え、演奏姿勢が悪いだけで評価は半分。悪ければ10点・・・

これではやる気がなくなってしまいます。

正当な評価をしてもらうためにも、しっかりと見られるんだという意識を持って演奏しましょう!

今回の移弦を読んでもらえれば、あなたの演奏は本当にきれいになります。というのも、移弦の瞬間が一番右手の動く範囲が大きいからです。

大きく動くということは一番見た目に強い印象を残すということです。大きく動く時にきれいに動くことさえできれば、見た目に関して、細かいことは気にしなくても形になるものです。

逆にこの一番大きな動きが汚いとたとえ構え方や切り返しなどが上手く出来ていても、見た目が美しくないです。

それに、音の立ち上がりも全くきれいにできません。

それはそうですよね。

弦を移動する瞬間は今まで動いていなかったものを動かす、一番発音が難しい瞬間です。なので、しっかりと移弦の練習見た目と音の立ち上がり。習得していきましょう。

やる事は簡単、移弦(弦を移動する)直前に移動する弦のぎりぎりまで近づく事です。 練習のときには極端やりましょう。

具体的には、

  • 楽譜はすべて開放弦
  • bpm=60の4拍
  • ソ→レ→ソ→レ

という感じでG線とA線の移弦練習をする場合、
①最後の1拍の前半で隣の弦に寄せる(黄色)
②その拍の後半はG線とA線の両方の弦を弾く(赤)
③切り返しのタイミングでは次の音だけを弾く(紫)

G線とA線の移弦練習

このとき後半の二本の弦を弾くときにはしっかりとG線とA線両方を鳴らすようにしてください。切り返しのタイミングでは 次の音だけを弾く。このように、極端に練習してください。

次に一つ離れた弦の移動ですが、この時も隣り合った弦の時と同じです。

ただ、2本の弦を同時に弾くというのは楽譜に全くない音を弾く事になるので、今回はしません。

G線→A線の移動で解説していきます。

  • G線をbpm=60の4拍で弾いていて、4拍目に出来るだけD線に近づける
  • 拍が終わる直前にD線の上をまたいでA線に移動
    このとき、弓は弦からはなれる事はありません
  • G線(黄)→G線+D線(赤)→D線(赤紫)→D線+A線(青紫)→A線(青)
    という順番に触る弦が移動していきます
  • このG線+D線→D線→D線+A線のときは
    音が出でいない間です。(点線)

G線とA線の移弦練習

あまりばたばたと動いてはいけません。

最初は最後の拍の後半。隣り合った弦の練習の時の2本とも弾くタイミングを全部演奏しない時間にして練習しましょう。

これでこの章はおしまいです。

移弦(弦を移動する)直前に移動する弦のぎりぎりまで近づく
この事だけをしっかりと意識していきましょう。

たったこれだけのことで、

あなたの演奏は
①外見がタイプど真ん中で性格もいい人
この無敵状態になります!

必ず移弦の時の感覚をつかんでください。
ではこの章もおしまいです。

正確なピッチ(音程)をとらえるための左手の使い方

あなたのコントラバスが十分に響くようになったところで、開放弦だけしか弾けないのなら、意味がないですね。

この章ではあなたの左手の形を完成させて、思いのままに演奏できるようになってもらうための練習法を紹介します

左手の形を安定させる練習法

コントラバスの左手の形って、始めて見た時おかしいと思いませんでした?

人差し指と小指は単体で中指と薬指がペア。こんなに不自然な形ってないですよね。

特に、中指と薬指のペア。これが明らかに不自然です。不自然な形なので、どうしてもこの2本指は離れようとしてしまうのです。そして、これを離さないように意識しすぎて、小指が開かなくなってしまう。

あるあるな悪循環ですよね。

こんな事にならないで、正確な形を無意識でキープできるように矯正してしまいましょう。

その矯正の方法は、
「包帯を巻くこと」
です。

包帯を巻くと言っても、中指と薬指をぐるぐる巻にするわけではありません。 そんな事したら、指がうっ血してしまいますし、矯正とかそう言った話からずれてしまいますからね。

あくまで矯正です。強制ではないですよ。この矯正ができると普段の生活でも無意識に中指と薬指がくっついて、小指が開くようになります。

ではその、包帯の巻き方を解説していきます。

まず、20cmぐらいに切った包帯を1本準備。
中指と薬指の根元で手の平側に包帯は垂れるように片方の端を挟む。

中指と薬指の根元で手の平側に包帯は垂れるように片方の端を挟む

人差し指の周りを回って手の甲側へ

人差し指の周りを回って手の甲側へ

手の甲を回って小指の外側をから手のひら側へ

手の甲を回って小指の外側をから手のひら側へ

小指の外を回ったら、中指の人差し指側を通って手の甲側へ

中指の人差し指側を通って手の甲側へ

手の甲から薬指の小指側を回って手のひら側に移動。端っこを中指と薬指の根元で挟む。

手の甲から薬指の小指側を回って手のひら側に移動。端っこを中指と薬指の根元で挟む

これで完成です。この状態で練習をしてください。
これだけで、あなたの左手の形は完成です。

弦を正確に抑えるための練習法

次に実際に押さえましょう。

この時に気をつけることは、

  • 指のどこで押さえるのか
  • どこの力で押さえるのか

この2点だけです。

最初のどこで押さえるのか。について指一本ずつ見て行きましょう。

左手の使い方:親指

最初は親指です。意外と適当に流されている親指ですが、ポジションを決めるのもシフト移動する時も全ての肝になるのがこの親指なので、適当に流さないでくださいね。

やることは簡単。ネックの裏の真ん中に指先を置く。関節はすこーしだけ曲げます。ほぼ真っ直ぐでリラックスした状態です反っていても、曲がりすぎていても良くないです。

リラックスした状態だと、次の動きへの反応がいいですし、無理がないので、変な力を使わないでいいのです。

ネックの裏の真ん中に親指の指先を置く

それに、左手全体の形も安定するので、必ず気をつけてくださいね。

左手の使い方:人差し指

人差し指も指先の方で押さえるようにしましょう。

これは、あなたの左手が定規になるためです。スマートフォンなどのタッチパネルを触る時に、できるだけ細い、指先で触りますよね。

指先に静電気がなくなってしまって、多い面積で触らないといけない人は別ですが、普通に細かいものを触る時には指先を使いますよね。

あなたの左手が定規になるのですから、それは、とても繊細な動きが必要とされるのです。 そんな時に指先ではなくて、指の根元を使ってしまっては、音程がぶれてしまいます。

必ず、指先でピンポイントで押さえる様にして下さいね。

ですが、本当にテッペンで抑えようとすると、手の形がおかしくなってしまいます。

そこで、使う場所は人差し指の先の親指側です。

使う場所は人差し指の先の親指側

ここで弦を押さえようとすると、右腕と同じように関節が曲がらない方向に圧力がかかります。

こうすることで左手の人差し指もあなたの力をロスしないで、楽器に伝えることができるようになるのです。

左手の使い方:中指

次に中指ですが、この指は基本的に指のテッペンで弦の真上から押さえる。
この意識です。この時の中指の場所はネックを触っている親指の真向かいに置いてください。

左手の使い方:小指

最後に小指ですが、この指は結構苦労します。一番筋肉がない指なので仕方のない事なのですが、まずは構え方から整えましょう。

小指は人差し指の反対で、指先の外側で押さえるようにして下さい。

小指は指先の外側で押さえる

左手の使い方:全体に力が入るように寝かせる

これで押さえる形が「とりあえず」完成しました。

とりあえずです。仕上げの一手間があるので、まだ満足しないでくださいね。

その最後の一手間は、全部の指で押さえたあとに指全体を少し寝かすことです。

指全体を少し寝かす

寝かせる方向は上に寝かせてあげて下さい。こうする事で、握力だけではなく腕全体の力を使いやすくなります。

肘を上げることで左腕全体を使って弦を押さえる

一番多く聞く悩みが、
「左手の親指が痛い」
「弦を押さえるのが辛い」
でした。

これは、腕の力が使えていないことが最大の原因です。

左手も右手と同じように腕全体を使わないと勿体無いですよね。ただ、使い方が少し違います。

右腕は力を抜くことが肝でしたが、左腕は筋力を使います。

気をつけることは、
「肘を上げる」
これだけです。

肘を上げるようにすると、今まで手だけに入っていた力が腕全体で力を入れられるようになります。

一度、親指を楽器から離して弦を押さえてみてください。

多分楽器が倒れると思います。
なので、右腕をネックに見たてて、左手を構えてみてください。

なにも意識しないで、弦を押さえるように力を入れると、人差し指や中指が押さえている場所よりも親指の部分が痛くなりませんか。

あなたの親指が痛くなったり、弦を押さえられない最大のパワーロスはこれです。

今度は、親指を離して、押さえられるように左腕全体で押さえてみてください。さっきよりも強い力で押さえられましたよね。この感覚が大事なんです。

でも、楽器でやる時に親指を離すと、楽器自体が倒れてしまいます。

なので、「楽器が倒れ無いように親指でネックを支えてあげてください。」

親指の役目は

  • ポジションを決める
  • 楽器が倒れないように支える

この2つだけです。

弦を押さえる指を支えるのは親指の仕事ではないのです。自分の仕事じゃないことをずーっとやらされ続けたら疲れちゃいますよね。

親指も一緒なのです。余分なことはやらせないようにしましょう。

  • ポジションを決める
  • 楽器を支える

この2つだけです。

これだけを徹底できれば、本当に左手は楽になります。

ただ、このやり方は左手の指にその指の筋力以上の負担がかかるので、いきなり練習しすぎると筋が痛むかもしれません。

なので、いきなり何時間も練習するのではなく、

  • 初めの一週間は音出しの間にしっかり意識をする
  • 次の一週間は基礎練習で1時間しっかり意識する
  • その次の1週間で曲の練習もしっかりと意識をする

このように、徐々に指を慣らしてあげてください。ベーシストにとって、指は最も重要な物ですので、必ず、大切に扱ってあげてください。ここまででこの章は終わりです。

気をつける事は2つ

  • 親指の役目は2つだけ
  • 腕の力も利用して弦を押さえる

この2つです。
これだけであなたの左手は正確な音程を出すことができるようになるでしょう。しっかりと形を覚えましょう。

各ポジションで正確な音程を取る練習法

左手の形が完成したところで、実際に各ポジションで音を合わせて押さえていきましょう。

最初はG線のハーフポジションから。

楽譜はすべてbpm=60の1拍で

ソ→ソ#→ソ→ソ#→ソ#→ラ→ソ#→ラ→ラ→シ♭→ラ→シ♭→シ♭→ラ→シ♭→ラ→ラ→ソ#→ラ→ソ#→ソ#→ソ→ソ#→ソ

と言うように

1←→2、2←→4という動きを練習していきましょう。

このとき最初に弾く時や音が安定しない間は1音2拍でチューナーを使ってしっかりと確認しながらさらってください。

1の指で押さえているときに他の234の指が1の指に近づいてきてしまうと、せっかくの定規が崩れてしまいます。

指を離す時は、構えた形のまま少しだけ弦から浮かせるだけです。

これはとても重要な感覚なので、意識して左手の形を保つようにしてください。

この音の形で演奏が安定するようになったら次に1→4→2→4→1という動き方。

G線で言うと
ソ#→ラ#→ラ→ラ#→ソ#

これを先ほどと同じように2音1セットで繰り返しながら練習していきましょう。

これは1←→4の練習です。

今回も同じように離した指の形が崩れないように意識をしながら練習するようにしましょう。

これも安定して練習できるようになったら低い音の弦の練習を順番にしていきます。

D線、A線、E線と順番に音の低い弦に移動していきましょう。

ハーフポジションが安定するようになったらファーストポジション。
ファーストポジションが安定するようになったらセカンドポジションと言うように、
一つずつポジションをおりていきます。

これを第6ポジションまで。G線で小指がファを押さえるポジションまで安定するようになれば、ほとんどの曲は自由にひくことが出来るようになります。

ここまででこの章は終わりです。

押さえていない指も形を崩さないこれをしっかりと意識をしていきましょう。

ポジションの移動の練習法

弦を押さえるようにもなったので、あなたの基礎が完成するのには後一歩です。

それは、左手のポジションを移動する。という事です。これが完璧にできるコントラバス奏者はプロの先生に習った事のある人だけです。

逆に言うと、これが完璧になればどこに行ってもあなたは必要とされるベーシストになる!という事です。

逆にできていないとあなたの音が楽団全体の邪魔になってしまいます。しっかりとやって行きましょう。

最初はハーフポジション-ファーストポジションの移動から解説していきますね。

まずはG線から

楽譜はすべてbpm=60の1拍で
ソ→ソ#→ラ→ラ#→シ→シ♭→ラ→ラ♭
の繰り返しからのソの4拍ロングトーンです。

最初は2拍ずつでしっかりとチューナーとメトロノームを使って練習していきましょう。

ポジション移動はまずは人差し指での移動
指番号で言うと
ソ→ソ#→ラ→ラ#→シ→シ♭→ラ→ラ♭
0 1 ー1 2  4 2  1ー1
でやっていきましょう。
「ー」のタイミングがポジションの移動です。

移動のときに注意する事があります。

それは

  • 音を止めない
  • 右手の動きは小さく
  • 左手の形を崩さない

です。

音を止めない

まずは音を止めない事ですが、シフトを移動するときに最初の1音2拍で練習する時は1拍かけて移動するようにしてください。

そして移動中のグリッサンドのような音はしっかりとならしてください。

なので、移動中はフイーンと変な音が出ます。
はじめはピッチカートで、音程が安定してから弓(アルコ)でやっていきましょう。

ピッチカートは右手の人差し指と中指で隣の弦に向かって思いっきり弾くようにしてください。

基本のピッチカートの弾き方はこの形なので、しっかりとこれも鳴らせるようにしていきましょう。

基本のピッチカートの弾き方

では、ピッチカートで安定したら次はアルコで弾いていきましょう。

この時の右手の動きには注意です。左手の練習に集中し過ぎて動きが適当になってしまいがちです。気をつけてくださいね。

ポジション移動の時はなるべく右腕を動かさないように、極端に言えば右手の親指だけで演奏するぐらい。これぐらいがちょうどいいです。

次は中指での移動
ソ→ソ#→ラ→ラ#→シ→シ♭→ラ→ラ♭
0 1  2ー2  4 2 ー2 1

最後に小指
ソ→ソ#→ラ→ラ#→シ→シ♭→ラ→ラ♭
0 1 ー1 2  4ー4  1 1

こんな形で練習していきましょう。

G線ができたらD線、A線、E線と、徐々に低い音の線に移動して行きましょう。

E線まで来たら
ファーストポジション – セカンドポジション
の移動です。

これも同じ様にやって行きましょう!

ここが終わったら、ステップアップです!
ハーフポジション – セカンドポジション
の移動です!

ソ→ソ#→ラ→ラ#→シ→ド
0 1 2ー1 2 4
→シ→シ♭→ラ→ラ♭
2 1 ー2 1

この楽譜で移動の練習をして行きます。

この移動のときに気をつける点は、次の音を追い越さないという点です。

具体的に例を挙げて見ましょう。

ラ→ラ#の時の2-1の移動の時です。
手の形を崩さずにそのまま移動して、到着した時に2の指を離すと移動中にラ#より高い音が出てしまいます。

逆に、移動開始の瞬間に2の指を離すと、ラより低い音が出てしまいます。

これらの音は楽譜上「不自然」な音です。不自然な音は「雑音」になってしまいます。

このような音を出さないように、今回のような移動の場合では、1の指を2の指に接近させながら移動してください。

そして、1の指が2の指に追いついたところで2の指を離して1の指で次のポジションをとらえてください。

タイミングは移動している時の真ん中ぐらいで指の交代を行ってください。

音が下降する時も同じです。2の指を1の指に近づけて、ポジション移動中に2の指で押さえるようにします。

この時は2の指で押さえた後すぐに1の指が正しいポジションに移動していることを意識してください。

これが安定して出来る様になったら、次に指を変えて、
ソ→ソ#→ラ→ラ#→シ→ド
0 1 2 4 ー2 4
→シ→シ♭→ラ→ラ♭
2ー4 2 1
で練習です。

これも同じ様にG線→D線→A線→E線の順番で順番に太い弦に移動して練習して行きます。

このように一つ下のポジションさらにその下のポジションへの移動
という練習を繰り返していってください。

もちろん、この練習の前に前の章の各ポジションごとで1と2と4のそれぞれの指でしっかりと音程をとれるように練習を忘れずに行ってから実践してくださいね。

さらにいろいろなバリエーションの練習曲がHIYAMAノートに掲載されています。

すべての練習をする上で最も効率的な練習曲が入っているので、HIYAMAノートも手に入れて、今回紹介した内容を意識して練習していきましょう。

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これで、この章もおしまいです。

このポジション移動は楽器の練習にお金をかけたかかけていないかで圧倒的な差が生まれる項目です。

しっかり実践をしてこのレポートを自分なりに作れるくらいまで、身体に叩き込みましょう。
おつかれさまでした。

ピッチカートで大きな音量を出す方法

今回は今までのアルコでの基礎と少し違うこと、ピッチカートについて解説します。

当たり前のことですが、ピッチカートをできるレギュラー楽器は吹奏楽の中では唯一コントラバスだけです。

一部の曲ではチェロが入ってくることがあったりしますが、これはかなりイレギュラーなので、ないことにします。

つまり、ピッチカートに関して、作曲者が本当に欲しいと思って書いている場合にはチューバに隠れるなんてことは有り得てはいけないということです。

そこで、今回のピッチカートの方法ですが、とても簡単です。

まず基本の形になるのは、前の章のポジション移動練習の時の弾き方です。

その時の弦に対しての指の引っかかり方のイメージで弦を楽器から垂直に弾いてください。

場所は駒と枕(弦を押さえている場合は押さえた場所)のちょうど真ん中あたりを弾くようにしてください。

かなり思い切って弦を弾くようにしてください。そうすると非常に力強く響く音が楽器から出るようになっているはずです。

おまけなので、簡単ですが、以上でこの章を終わりにします。

ということで、ざっとですがコントラバスの練習法を解説させていただきました。

もっと細かく紹介しと欲しいことや、内容がイマイチ理解できなかった点などありましたらコメントでご連絡いただければと思います。

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